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大学受験は新聞を読むことで合格率が数段アップ

受験生になくてはならないのが、どんな教科でも、問題文や設問を論理的に読み解き、出題者や作者の意図をつかむ「読む力」だ。また、推薦・AO入試や国公立大2次試験では、小論文や記述式など「書く力」を問われることが多い。でも、どちらもすぐには身に付かない。受験勉強がスタートしたばかりの今だからできる、「読む力+書く力」アップに効く基礎トレーニング法を、高校や予備校の先生が伝授する!

出題者の立場で考えてみる

「一生懸命取り組んできた受験生には申し訳ないけど、答案を読む時間は1作品につき3~5分程度しかないのです…」。これは、ある大学の小論文出題・採点者と話した時のひとことです。 入試の判定で要求されるのは、「正確さ」「公平性」、そして「スピード」です。逆に言えば、3~5分程度で採点者の目を引く論文をいかに書くか、という課題でもあるのです。 そのため、限られた時間内にいかに印象的な答案を記述するかということになります。 まず、採点は受験生が帰った夜間、蛍光灯の下で行われることが多いので、必然的に、濃くはっきりした文字で書いた方が、採点者にはうれしいでしょう。でも、それ以上に重要なのは、いくつも答案を読んでいると、同じような抽象的な表現や内容に出会うことが多い、とも指摘されていることです。そこで、出題者側が受験生に何を求めているか、見てみましょう。

出題の意図を読み取る!

社会科学分野の小論文問題で、毎年骨のある出題をする慶應義塾大学総合政策学部と環境情報学部では、2016年度の問題文冒頭に、出題の主旨を記しています。その概略は「両学部とも問題発見・解決を理念としています。そのためには、問題のきちんとした把握(発見)と、原因の分析が必要。それが解決策の提案や、別の問題発見にもつながり、重要なプロセスとなります」というものです。 つまり、社会科学分野の論文では、与えられた資料から問題を読み解く力と、それを解決する力が試されているというのです。そこでまず重要なのは、いかに文章や資料(図表を含む)を正確に読み取れるかということです。 出題者が、なぜこの資料を提示したか、その真意を読み取ることが重要になってきます。入試問題では、公平性を保つため、多くの資料は受験生にとって初めて見るものが多いでしょう。先の慶應の例では、一見結びつきそうもない、平均年収と糖尿病死亡率との見えない糸(因果関係)を推論する問題となっています。 そこで、いまの時期の練習法としては、図表が添付されている、新聞の科学欄の切り抜き(スクラップ)を用意しましょう。まず、記事を読む前にタイトルと図表から内容を推理するのです。図表からできるだけ多く、わかった事実を箇条書きで書き出すとよいでしょう。その後に、記事を読んで内容に関する知識を補いましょう。また、時間があればテーマを決め、記事を集めてまとめ直す経験も役立つでしょう。 要するに、一つの資料からより多くの見方を引き出す訓練が必要なのです。

論文構成は学問分野で異なる

高校の小論文指導では、一般的に「起承転結」の4段階法が推奨される傾向にありますが、社会科学や自然科学の分野での論文構成は、次のように5段階法となっています。
社会科学分野の論文 序(はじめに)問題提起 仮説 検証 考察 結(おわりに)

自然科学分野の論文序(はじめに)材料と方法 結果 考察 結(おわりに)

4段階法は人文科学系の出身者による指導で多く見られます。一方、社会科学分野では5段階法で書かれた論文を読み慣れた人が採点者ですから、日頃から5段階法で練習しておくのも一つの対策と言えるでしょう。 実際に論文を書く上で、第一に大切なのは、問題提起と結語(まとめ)が正しく対応しているか、という点です。書き終えたら、矛盾していないかどうか、必ず読み直して確認しましょう。
次に大切なポイントは、事実と意見が明確に分けられているかという点です。書き慣れていない人は、例えば「気象庁は東京のソメイヨシノの開花日が3月21日だと発表した。この10年間で最も早く、これはヒートアイランド現象の影響と言える」のように、事実と意見を混同して論を進めがちです。「開花日が3月21日と気象庁が発表」したことは「事実」ですが、「ヒートアイランド現象の影響」というのは「意見」であり、それを第3段落(仮説検証)で検証することが必要なのです。 このように論文構成と展開は、いわば逆三角形の構造で、大きな問題から入り、自らがフォーカスしたいひとつの問題提起に絞り込み、それを実証・仮説検証すればよいのです。

「習う」より「慣れろ」

とは言っても、なかなか納得いく小論文は書けません。そこで、お薦めしたいトレーニング法があります。1週間分、気になる新聞記事を集め、封筒かオープンファイルに入れて取っておきましょう。週末に、その中からおもしろそうな記事を選び、それをテーマにして、実際に小論文を書いてみましょう。書いてみて、初めて自分の実力に気がつくのです。 本多勝一著『新版 日本語の作文技術』(朝日文庫)は優れた指南書ですが、読んだだけでは優れた小論文は書けません。最初は拙くても、毎週1回として10回程度(約3か月)書けば、多くの場合、合格答案を書けるようになるはずです。毎週1回、曜日と書く時間(資料を読む時間を含め、400字で50分が目安)を決めて練習するとよいでしょう。

書き終えたら、ぜひ先生に内容を見てもらい、確認してもらいましょう。ただし、すぐに(できれば2日以内に)返却してもらえる先生を探すことをお薦めします。なぜなら、時間が経つと内容を忘れたり、やる気が失せたりするからです。また、同じテーマの小論文を何度も書き改めて「完成させる!」というきまじめな人もいますが、せいぜい書き直し(リライト)は3回までとし、いろいろな問題に触れた方が、スキルアップに役立ちます。

1歩先へ行くためには?

よい小論文を書くためには、折に触れ考える癖をつけることが大切です。そのためには、ぜひ家族や友だちとの間で、大いに議論をしてください。説明することも、小論文を書くことも、相手を説得するという点で共通しています。家庭の団らんで「この問題について、私はこう考えているのだけど、どうかな?」と。それに家族が反応して会話がつながっていく…。 さらに言えば、その時に「丁寧な言葉」や「ですます調」で会話することも、大いに意味があります。小論文は人に読んでもらうために書くのだから、丁寧な言葉を使います。これを、ふだんの生活の中でぜひ取り入れてみてください。それには家族の協力も必要ですが…。 「やばい…」「…とか」という言葉ではなく、「かわいそう」「かわいい」「きたない」といった判断基準の不明確な言葉でもなく、しっかりした論拠を示せるように話すことが大切なのです。 SNSは確かに便利ですが、即決型の単語だけによる会話や、同じ仲間に限定された会話では、同じような価値観に依存し、何となくお互いに理解した気分に陥りがちです。そこから、一歩踏み出してはどうでしょうか?

 

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