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教育の2020年問題・大学入試改革

「教育の2020年問題」という言葉を、最近よく見かけるようになりました。この「教育の2020年問題」の中身をご存知でしょうか。まだ方針が検討されている段階ですので、ハッキリと決まっている部分は少ないのですが、簡単に言えば「2020年に高等学校と大学の教育内容が大きく変わる」ということです。そして、当然のことながら大学入試の方法も大きく変わります。この大学入試改革は、今考えられているものだけでもとても大きな変革となります。
2020年に大学入試が大改革されるということは、2015年現在の中学1年生が大学受験をする時から、ということになります。当然、それ以降の学年は改革された新しい内容での入試が適応されることになります。しかし、それより上の学年は今まで通りで特に何も変わらないだろう、と思って安心していると、それはそうとも言えないのです。新しい内容での完全実施は2020年からとされていますが、各大学で実施している個別の入試問題に関しては、2016年入試より実施可能なものから順次適応されることとなっています。つまり、2015年現在の高校3年生にも関係ある教育の大改革なのです。
実際、既に今年度の入試問題にも一部変化が現れるのではないかと言われていますし、全国学力テスト等にも既にその変化は出てきています。「大学入試改革はスタートしている」と言うこともできるでしょう。
具体的に、何が変わるのでしょうか?

先ほども書いたように、まだ方針が発表されているだけで明確な決定がされていない部分もあります。しかし、徐々に改革の全容は固まりつつありますので、ここでは具体的にどのような点が変わるのかを整理しておきたいと思います。
皆さんが最も関心が高いであろう大学入試改革では、主に以下の4つの点が変わります。

1.センター試験が変わります
かつては「共通一次試験」という名称で行っており、現在は「大学入試センター試験(通称:センター試験)」と呼ばれている共通試験ですが、これが2020年の1月の実施を最後に廃止されます。それに代わって、同じく2020年1月から正式に新テストが実施される予定です。2020年のセンター試験は、あくまでも浪人生のためにその選択肢が残される位置づけで、この年の現役生は新テストでの受験となります。
この新テストというのは、「高等学校基礎学力テスト(仮称)」と「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」です。この2つのテストは、その位置づけが異なります。

「高等学校基礎学力テスト(仮称)」
「高等学校基礎学力テスト(仮称)」というのは、高等学校で身につけるべき学力の到達度を確認するもので、「学習意欲の喚起、改善を図る」ことを目的に実施されます。試験の対象者は高校2-3年生で、高校1年生の受験も検討されているようです。つまり、大学受験は高校3年生から、という概念が大きく変わるということです。
2020年の正式実施を前に、2019年には高2の段階で受験できるようになるようです。

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現在予定されている「高等学校基礎学力テスト(仮称)」の主な概要は、以下の通りです。
✓ 国語、数学、英語での実施から
✓ 基礎学力の底上げに焦点を当てる
✓ 知識・技能を問う問題が中心
✓ CBT方式での受験
✓ 正誤式や多肢選択式など多様な出題形式をとる
✓ 高校2-3年生が対象で、年2回任意で受験ができる

「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」
一方で、実質的にセンター試験の後継に当たるのが「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」です。希望する大学を受験するための「資格試験」という位置づけになります。センター試験と同じように、この評価テストの試験結果+各大学が実施する個別試験で合否が決まる、という仕組みとなります。
現在のセンター試験と異なる点は、大きくはその実施時期です。センター試験は、毎年1月の第2土曜日と日曜日に固定されていて、年に1回しか受験することができません。ですから、毎年雪で電車が止まってしまったり、受験のためにホテルが埋まってしまったり、インフルエンザで受験ができなかったり、といった問題がよくニュースになっています。この新テストは、年に複数回の実施をすることが検討されています。具体的な回数や実施時期はまだ確定していませんが、実現すれば上記のような問題を避けることができそうですね。

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現在予定されている「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の主な概要は、以下の通りです。
✓ 思考力・判断力・表現力の判断機能を強化
✓ 理数は主体的な探究活動を行う科目へ
✓ 英語は4技能(読む・聞く・書く・話す)を問う科目へ
✓ CBT方式での受験
✓ 選択式や記述式など多様な出題形式を問う
✓ 解答者の判断を要する問題も出題

2.試験の内容が変わります
現在、学校の授業は「国語」「数学」「英語」といった教科で分類されていて、この教科によって時間割が組まれていると思います。そして、学校での試験や入試の問題も、この教科ごとに出題されています。これが、今までの学習の当たり前でした。
現在でも、公立中高一貫校の入試問題のように、教科を超えて融合した出題が実施されるケースもありますが、それでも中身はある程度教科に分かれたものになっています。
2020年の入試改革によってスタートする「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」では、教科型の問題に加えて「合教科」「科目型」「総合型」と呼ばれる問題が出題されるようになります。そして、段階を経て、将来的には「合教科」「科目型」「総合型」のみの試験が実施されるようになっていくのです。
この「合教科」「科目型」「総合型」というのは、一体どのようなものでしょうか。
それは、各教科の区別がなくなり、理系の問題に文系の要素が入ってくるなど、総合的な学力が問われる問題です。例えば、理科の問題だけれども文章読解と英文読解ができないと回答できなかったり、社会の問題だけれども数式を解かないと答えにたどり着けなかったり、といった問題です。他にも、問題解決型の出題がされて、あらゆる教科の知識を総動員させて思考しないと解を導けないような問題も出てくると言われています。まさに、総合的な学力が求められてくるのです。

3.試験の受験方法が変わります
現在のセンター試験は、マークシート方式で実施されています。各大学の個別試験は、マークシート形式の大学もあれば筆記形式の大学もあり、様々です。
2020年から実施される2つの新テスト(「高等学校基礎学力テスト(仮称)」と「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」)は、CBT方式と呼ばれる形態を前提として、その実施が検討されています。CBT方式(Computer Based Testing)というのはコンピュータ端末を利用して受験する方法で、受験者はコンピュータで解答を入力します。当然のことながら、パソコンでの入力に慣れておかなければなりませんし、モニター上で文章を読み、画面を操作し、自在に思考したりメモをしたりするトレーニングも必要となってきます。

4.各大学の個別試験も変わります
センター試験が大きく変わるという話をしてきましたが、各大学で実施される個別試験も大きく変わります。国立大学で通常2月25日からスタートする、前期・後期試験(公立などの中期試験)も変わります。文部科学省の中央教育審議会が公表している内容には、「小論文」「面接」「集団討論」「プレゼンテーション」「調査書」「活動報告書」「資格・検定試験などの成績」「各種大会などでの記録」などを入試に活用する方針も打ち出されています。
この辺りは、実現可能性も含めてまだまだ議論が成されていくであろう部分で、具体的な内容はまだ見えてきていません。ただし、より実践的な能力を問われる内容へと変わっていくであろうことは間違いないでしょう。今までの大学入試よりも、就職活動時の採用試験に近いイメージになるのかもしれません。
また、同じく公表している内容を見ていくと、「推薦試験」や「AO入試」の区分を廃止して新たなルールを構築するという方針も書かれています。

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