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到達度テストについて

現在、政府の教育再生実行委員会は、高校在学中に複数回受験することができる「到達度テスト」の導入を検討しています。
その背景には、一発勝負による1点刻みで得点を競うような大学入試センター試験や各大学の入学試験では、大学志願者の学力を測るという本来の目的の達成は困難であるとの懸念があるほかに、グローバル化や少子化が進む中での担い手を育成するためには、「能力、意欲、適正を多面的、総合的に評価」する大学入学者選抜制度が必要であり、「知識偏重」から「人物重視」に変えることが必要とされていることがあります。

到達度テストの内容
政府の教育再生実行委員会は、「基礎レベル」と「発展レベル」の2種類の到達度テスト創設を軸とする大学入試改革の提言をまとめ、安倍晋三首相に提出しました。今後、中央教育審議会で制度設計を討論し、早ければ5年後にも実施される見通しです。この2種類のテストは用途によって使い分けるとされており、違いは以下に示します。

「基礎レベル」
・高校での学習到達度を把握し、高校での指導改善に生かす。
・高校在学中に複数回受験できる仕組みにする。
・推薦入試やAO入試の際の基礎学力の判定に使用する。
・高校の卒業認定や大学入学資格とはしないが、できるだけ多くの生徒が受験出来るようにする。

「発展レベル」
・大学が求める学力の判定に使用する。
・複数回の挑戦を可能とするように検討している。
・1点刻みの選抜にならないよう、結果はレベルごとに段階表示する。
・各大学で受験の「基礎資格」的な利用を促し、その上で大学ごとの2次試験では、面接、小論文や課外活動実績を多面的に評価する。

到達度テストのメリット
「基礎レベル」、「発展レベル」ともに年に数回行われる予定であり、寒くて体調管理の難しい真冬だけではなく、他の季節にも受験できること、雪などによる交通機関の乱れで動揺し、実力を出せなくても次の機会で取り戻せること、一発勝負のプレッシャーから解放されることなどのメリットがあります。大学側も、1回のセンター試験による判定よりも、本当の実力によって合否を判定することができるメリットがあります。

到達度テストのデメリットと問題点
複数回の実施により、試験時期が前倒しになると、受験準備期が早まり高校生活が受験対策一色になる可能性が出てきます。このことは、高校教育の空洞化につながると懸念されています。また、大学ごとの2次試験が人物重視になることになって、部活動やボランティア活動が入試目的となれば、それはゆがんだものになるでしょう。
さらに、人によって評価の尺度が異なる面接が選抜の公平性になじむのか、大学側が的確に人物を見極められるのかなどの問題点が挙げられます。

世界との比較
皆さんは世界の国々がどのように大学入試を行っているかをご存じでしょうか。
その国のの歴史や伝統、国民性により、人材育成において重視する事柄が違ってきます。それによって大学入試も変わってくるのです。ここで、いくつか商会しましょう。

アメリカ合衆国
アメリカの大学入学には、多面的な要素が考慮されます。
選抜に重視される資料としては、高校での成績(履修科目の内容や成績)、共通入学テスト(SATやACT)の成績(年に7回程度実施され、複数回の受験が可能)、推薦状、エッセイ、インタビューなどがあり、これらから総合的に判断されます。

フランス
フランスには、バカロレア(一般・専門・工業の3種類で多くの大学進学者は一般を受験)という大学入学のための国家資格があり、バカロレアを取得した上で希望の大学に願書を出し、入学許可を得るという仕組みになっています。
問題に関しては、あるテーマについて論述するといった形式で、日本のセンター試験とは大きく異なります。

アジアの国々(中国や韓国)
中国の大学入試は、「全国高等院校招生統一考試(通称「高考」)」と呼ばれる全国レベルの統一試験が一斉に行われ、この1回の統一試験の点数ですべての大学の合否が決まります。
韓国も同様に「大学修学能力試験」の割合が高く、試験当日には国を挙げて応援します。

最後に
大学入試を変えることは、国の学校教育全体に影響を及ぼす重大な問題であり、上記で述べたように課題も多く残されています。
中教審では慎重な議論と混乱を招かぬよう、丁寧な説明をしていくことが求められるでしょう。

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