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【ご父母の皆様へ・受験ノウハウ】過去問・赤本の有効利用法No.2

長文読解は文法の知識だけで解けるのか?
受験生の悩みの種となるのが、長文読解問題であろう。しかし、赤本で出題傾向を調べれば、長文といえども怖くはない。
赤本で君たちに見てもらいたいのは、英文の内容が理解できなければ解けないのか、下線部のところだけ理解できれば解けるのかということだ。

長文・総合問題と出題されていても、実際は文法問題だというケースも多々ある。長文の中に出てくる that に下線が引かれていて、同じ用法のものを選択肢に中から選べとか、熟語に線が引いてあって、これと同じ意味のものを選べとか、およそ、英文の内容とはかけ離れた出題がされているのだ。下線部訳も同様だ。問題文を理解していなくても、下線部の構文が取れれば、文法的にわかれば、合格点をもらえるような問題もかなり出題されている。

このタイプの問題が出される大学なら、それに対応した対策はある。文法の問題集と解釈の問題集に充てる時間を増やせば良い。
長文用の問題集に悪戦苦闘するよりも、能率が良い。長文の形をしているが、実は文法問題ということもかなりあるものだ。

このような形式の長文問題は大学側の見えの表れだ。短文形式の文法問題ばかりなら「あの大学の学生は長文が読めないんだよ」と言われたくはないものだ。
英文を全部読まなくても回答できる問題が存在すると事前にわかれば、試験会場でかなりリラックスできるだろう。


内容一致問題・内容真偽問題は出るのか?
時間がかかる分野といえば、内容一致問題・真偽問題であろう。しかし、これにも対策がある。このタイプの問題は純粋に英文が読めているのかを試す問題と、長文の形を取った書き換えの選択問題の2 つに分類できる。出題傾向に合わせて対策を立てればよい。

前者の問題は、英文が読めることが第一条件になる。本文の趣旨をどれだけ取れているかを試されているからだ。
中には英文の内容をすべて理解できなくても正解を選べることがある。小説や物語には当てはまらないが、評論文なら、一般常識とかけ離れている内容の選択肢は「不正解」になる確率が高いとか、常識的に考えて一番もっともらしいことが書いてあれば本文の内容に合致している確率が高いなどだ。これを知っておけば3 番を連続マークするよりも正解率は高くなる。

後者のタイプは、比較と否定(not やno のついていない)、If のない仮定法がよく狙われる。比較は、比べているものの対象を逆にしてしまうと、文意がひっくり返ってしまう。否定も同様だ。だから、本文中の比較だとか否定かの表現が出れば、それを題材にしたくなってしまうのが出題者心理だ。内容一致・内容真偽の形を取っていても、実際は文法の問題と言うこともある。
そのあたりも赤本で調べておいてほしい。

テクニカルな知識の活用として参考にしたいのが
• 英語例の方法-最新版
• センター試験マル秘裏ワザ大全 英語 2010年度版
などだ。そのまままねをするのではなく、出題者がどんな視点で問題作成をしているのかのヒントにしたい。

英文和訳は出るのか?
英文和訳もいくつかのパターンがある。
文法がわかっているかどうかを試す問題もあれば、構文が取れているかどうかを試す問題もある。
こなれた日本語にするのを要求する問題もあれば、英文全体が理解できているかどうかを試す問題もある。だから、どんなタイプの
英文和訳が求められるのか、赤本で調べておく必要がある。
文法が中心の英文和訳が出されるのなら、大して心配は要らない。文法がわかっていることを訳で示せば良いからだ。
構文がきちんと取れているかを試されているのなら、話は厄介になってくる。それ相応の解釈用の問題集をやらなければならない。

• 英文解釈教室
が必要になってくる場合もある。古いタイプの英文が出題されるとわかれば、

• 英文標準問題精講
にも手を広げたい。

実際赤本で調べてみないと、何が要求されているのかわからないのだ。要領の良い勉強をするためにも、赤本を使って調べておいてほしい。

要約問題が出るのか?
英語の力を図るのに一番良いのは、まとまった英文を出して、それを英語でまとめさせることだ。だが、採点のことを考えると、スタンダードになるはずもない。
要約問題が出題されないことがわかっているのならやる必要はない。要約を強要する高校教師もいるが、そのような勉強不足の教師に耳を貸すことはない。だが、要約が出題されると予想される大学を受験するのなら、やらなければならない。制限字数内にまとめる作業は、慣れが必要だ。英文がいくら読めたとしても、要約文を書く訓練をしないと、本番でひどい目に遭う。
英文要約といっても、英文が読めるようになるまで待つ必要はない。むしろ、英文が読めない段階から始めておけば、一歩も二歩もリードできる。
問題集の日本語訳を要約すれば良い。日本文で要約のノウハウをマスターしてしまうのだ。

要約のコツは英文も日本文も同じだ。
出題されそうなテーマがわかったら、
• やっておきたい英語長文1000
• やっておきたい英語長文700
• やっておきたい英語長文500
• 英語長文読解の王道(4) 解き方編 記述(要約・説明)問題のストラテジー
• 英文解釈要約精講
• 英語要旨大意問題演習
• 英文要旨要約問題の解法

などの訳文で要約のトレーニングしておくのだ。
注意しなければならないのは、赤本で調べた結果、出題されそうなジャンル和訳からようやく練習に取り掛かることだ。
評論オンリーの大学を受験するのに、小説の要約などやっても時間の無駄だ。要約問題は慣れるまでに時間がかかるから、英語が読めるようになるまでなどと悠長なことをいっていたら、ぶっつけ本番になってしまう。もちろん、ある程度英文が読めるようになったら、英文要約を行うようにする。

評論か小説か?
入試の題材にされる英文は、物語とか小説よりも評論が多い。大学(実際は大学院になってからなのだが)に入ってから読む英文は、文学部など一部の学部・学科を除くと、圧倒的に評論や専門書が中心になる。それに、論旨の展開がはっきりしている評論のほうが問題を作りやすい。
ところが、センター試験の6 番のように、物語が決まって出される試験問題もある。受験生(教える側もだけど)にとっては良い迷惑だが、出されるのだから対応しなければならない。
小説の出題が予想される大学を受験するのなら、長文の問題集を複数買って、小説の部分だけどんどん解く。小説と評論では、使われる単語も違う。読み方だって異なる。評論は多少わからないところがあっても、論旨の流れは一貫している。慣れれば推測はつく。しかし、小説ではそうもいかない場合がある。
物語は簡単そうに思われ軽視される傾向があるが、実は評論を読むより難しい。手を抜かないで対策を立ててほしい。

長文のテーマに偏りはないか?
大学によっては、特定のテーマが好んで出題されることがある。慶応の理工学部はその代表であろう。頻出のテーマがわかれば、そのテーマに即した英文に多くに時間を割ける。英文を読むのに時間がかかると言う段階なら、訳文を読むだけでも良い。
しかし、この場合注意しなければならないことがある。理系の英文が好んで出題される場合だ。英語の教師の多くは、文系出身者だ。意識するしないにかかわらず、文系の英文が教材にされる。君たちの手元にある長文の問題集を調べてほしい。理系の英文と文系の英文の比率がどのくらいになっているかを。
理系の英文が好んで出題されるわかったら、漠然と長文の問題集を解くのは非能率だ。理系英文には理系英文特有の単語がある。いくら名著と評判の長文の問題集を完ぺきにこなせたとしても、理系英文に対する語彙を含めた背景的知識は身につかない。

志望大学に理系英文が必出なら、複数の長文の問題集を買い、理系の英文を重点的に勉強する必要がある。『科学英文精選20』(研究社出版)など、理系英文ばかりを集めた問題集もあるが解説にやや難がある。
理系英文のためにいくつも問題集を買うお金がどうのこうのいう受験生もいるが、千円単位で合格へのショートカットができると思えば安いものだろう。

英作文は出るのか?
英作文が出題されるのかされないのか、これはかなり傾向がはっきりしているだろう。
受験する大学に英作文が出題されないだと予想されるのなら、あえて勉強する必要はない。英作文の勉強をする時間を、他の分野に当てて勉強したほうが点を取るということにおいては有利だ。「英作文は英語の本質を理解するうえで……」とかおっしゃるセンセイもいらっしゃる。ごもっともである。しかし、受験は点取りゲームだ。確実に点の取れる分野に焦点を合わせたほうが効率がよい。出る確率の高い分野を積極的に勉強したほうが点は取れる。

しかし、英作文が出されると予想される大学を受験するのなら、しっかりと勉強しなければならない。しかし、英作文を勉強するのは極めて厄介である。『700 選』の暗記が良いと昔から言われているが、決定的な方法は存在しない。
英作文用の参考書には、回答は複数用意されてはいるが、君たちが必ずしも似たり寄ったりの英文を書けるとは限らない。全然違う表現をすることのほうが多いはずだ。しかも厄介なことに、回答と全然違う英文でも、間違いとは限らない。

そこで、このページを読んでくれている受験生にだけ教えることのできる奥の手がある。インターネットを通じて、賢そうなアメリカ、イギリス人のペンパルを見つけることだ。できれば複数が良いだろう。彼らに自分の書いた英文を見てもらうのだ。君の書いた英文は直されるわけだが、どこがどう違うか英語で説明されているはずだ。
英語で間違いを指摘されるのだから、高校や予備校で英作文を勉強するのと違った視点で英語に接することができる。
• 『和文英訳の修業 4訂新版』(文建書房)
• 『大矢英作文講義の実況中継高2~大学入試』(語学春秋社)
• 『大学入試最難関大への英作文書き方のストラテジー』(桐原書店)
• 『英作文基本300選英語的発想の日本語をヒントにして覚える』(駿台文庫)
• 『英作文のストラテジー』(河合出版)
• 『大学入試英作文実践講義』(研究社出版)
• 『コペルニクス英作文発想転換で入試を突破』(研究社出版)

リスニングはあるか?
センター試験でもリスニングは導入されるなど、リスニングが課せられる大学も増えてきた。非帰国子女にとっては、あまり気分の良い出題ではない。
このリスニング対策であるが、一番の策は、リスニングが課される大学を受験しないことであろう。リスニングの対策で、CD 教材を買い込んだところで、必ずしも効果が現れるとは限らない。こんな不確実なことに時間を費やすのなら、文系なら社会、理系なら理科に時間をかけたほうが効率が良い。理科や社会は時間をかければ、確実に得点力がアップができるからだ。私立一本、センター試験無用の受験生ならば、選択肢の一つとして考えてほしい。
第一志望にリスニングがあるとしたら、もちろんリスニング対策をしなければならない。人によっては、急上昇でリスニング能力がアップする者もいる。こうなれば、リスニングは得点源となる。リスニングを課す大学をどんどん受ければ良い。不幸にもリスニング力が身につかないならば、リスニングの失点をどこかでカバーしなければならない。負担にはなるが、第一志望の大学なのだから、そのくらいはがんばってほしい。
リスニングは、短期間で力をつけるのが難しいだけになるべく早く始めたい。ただし、ヒアリングのある大学を受験するのを断念すると言う選択肢も、残しておくことが必要だ。

おすすめのリスニング教材としては
• 『CD2枚付 大学入試 リスニングの点数が面白いほどとれる本』(中経出版)
• 『灘高キムタツのセンター試験英語リスニング合格の法則(基礎編)』(アルク)
• 『ズバリ攻略!センター試験英語リスニング問題別攻略100問』(桐原書店)
• 『ズバリ攻略!センター試験英語リスニング模擬テスト』(桐原書店)
• 『大学入試英語リスニング対策(スタート編)大学入試即解セミナー』(旺文社)
• 『大学入試英語リスニング対策(差がつく編)大学入試即解セミナー』(旺文社)
などがある。

英語以外の科目も同様に傾向を調べろ!
英語について赤本で傾向を調べ、その対処法を述べてきたが、これは他の科目にも当てはまる。志望している大学で古文の配点が高ければ、古文の勉強時間を増やす。史学科で社会の配点が高い大学なら、社会に時間を割く。赤本で徹底的に傾向を調べれば、どの教科のどの分野に時間をかければ良いのか自(おの)ずとわかってくる。
どの分野が出されても、まんべんなく得点できるようにするのが理想だが、それができる受験生はいない。
出題されそうな問題から順々につぶしていく。これが合格への最短コースだ。満点を取らなければ入学できない大学はない。

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