模擬試験の復習の意義と復習方法
模擬試験の復習
①意義:模擬試験の復習を通して、受験勉強で身に着けるべき「記憶力・知識を応用する能力」「自己分析能力」「計画作成能力」「自己動機づけ能力」「持続性の能力」等、受験勝利に向けて学力・合格力の増強のみならず社会に出て本当に役に立つ実際的なノウハウの習得にある。
現時点での自己評価
「記憶力・知識を応用する能力」 1・2・3・4・5
「自己分析能力」 1・2・3・4・5
「計画作成能力」 1・2・3・4・5
「自己動機づけ能力」 1・2・3・4・5
「持続性の能力」 1・2・3・4・5
②受験勉強の能力=目前にあるペーパーテストの問題を考える力+今の力でどうやって志望校に受かるかを考える力。従って入試試験日まで合格最低点をクリアする学力を身につけることがすべてとなる。過去問(標的)を恐れず、逆に絶えずそれを意識した勉強が必要。
③復習のやり方―間違いノートの作成
1.間違った問題を抜き出す。(長い場合、コピーをとって糊付けしても結構)
間違った問題について個々に原因を分析する。
*知識が足りない。
*問題の条件の読み落とし。
*正解に至るまでの情報処理・論理思考が的確でない。
*時間の不足による異様な焦り。
*その他
対策・善後策を具体的に考える。これまで犯したミスを二度としないという気落ちが肝要。
*知識が足りない。→模試の解説本を読み、その上で周辺の知識を手持ちの教科書・参考書の索引を見て整理し覚えやすく書き出し、記憶のメンテナンスを図る。軸になる知識を獲得する。
*問題の条件の読み落とし。→条件を記しているところを今一度書き出す。
*正解に至るまでの情報処理・論理思考が的確でない。→正解に至る思考過程を理解し完璧に覚えきる。(これが理解的記憶。中途半端ではいけない。繰り返し反芻する。)
*時間不足→問題演習の量を増やし、時間配分のあり方を考える。
2.マーク模試(センター試験を想定した)と自分が志望する国公立の二次試験・私立の過去問と出題範囲・出題内容・出題形式を照合し、気づいた点をノートに記しておく。
◎志望校に向けての合格力をつけるには直前の勉強だけでは無理である。
用意周到な心構えと効率性を意識した準備が必要。効率性は一朝一夕には身につかない。数知れぬ試行錯誤の過程において身につくもの。従って相当の時間を要する。自己変革を強烈に意識し実行できた者が最後に栄冠の切符を手にする。それが大学受験。絶対、後悔しないように。