教育指導方針/数学
数学は出題の意図が他の教科以上に明確に表れる教科である。
その組み合わせを見抜く解法の糸口を提示しながら、当該問題がどのような基本事項・重要事項で構成されているのかを分析するアクティブな発展的学習法を確立する必要がある。
出題者の意図に即した解法が、実はオーソドックスではあるが最も間違いが少なくしかも応用範囲の広い解法である。問題を見て瞬間、手が自然に動くようになるまで摺りこませる必要がある。
数学は、まさに数学・記号と言った特殊言語を使っての論理展開である。 結論に至るまでの思考過程を明快に示す答案作成上の鉄則=答案作成の客体化(誰が見ても理解できる)がある。その鉄則を習得し合格答案を作成できる能力を養成する必要がある
この科目は多くの異なる概念を問う問題が多い。
特に、数列、確率、ベクトル、複素数が挙げられる。
これに対処するには各項目の根幹をなす概念を取り出し、それから出発しその他の結果を導き出すことを練習することによって、これらの概念を自分のものにする必要がある。
毎日授業に出て、練習問題を解き、その日の復習をすることが合格に一番重要なことである。
「先んずれば人を制す」の言葉通り、高1・2年期の学習が入試結果を決するとまで言われている。とはいえ、部活動や学校行事に勤しむ多くの生徒諸君は、目前の定期考査を乗り切るだけで手一杯。 結局、最終学年に至って入試問題の難しさに愕然となるパターンが(とりわけ数学において)一般的である。
本講座は、学校を含めた日常の学習を、無理なく入試レベルにまで引き上げるための、いわば「橋渡し」講座であり、教材・授業内容等のすべてがそのために構成されている。
もちろん、指定校をはじめ多様な推薦制度を睨んだ補習優先(個別対応)クラスも併置されており、各自の照準に合わせた選択が可能である。