【高2年生・ご父母の皆様へ】受験校決定のポイント
御父母ならびに塾生各位
【受験校決定のポイント】
受験決定に際しては、以下の点に注意しましょう
I.挑戦校・学力相応校・滑り止め校の選定の上での留意点
ア)挑戦校
今までの模試の結果で“E”の判定しか出たことのない大学がこれにあたります。しかし模試は11月ごろですべて終わってしまいます。
その後の頑張りで学力が上がっている可能生は十分あります。第一志望は是非このランクの大学にし、挑戦してもらいたいものです。
イ)学力相応校
模試の結果で“C”または “D”の判定が出ている大学がこれにあたります。この大学の中から2,3校は受験してください。
ウ)滑り止め校
模試の結果で“A”または “B” の判定が出ている大学がこれにあたります。原則的には、この大学
までなら妥協できると思う大学のみ受験しましょう。受かっても行く気になれない大学は最初から受けな
いほうがよいと思います。
II.日程上の留意点
ア)最も実力の出しやすい日程の組み方
試験日程は大学がきめることですので、こちらサイドだけではきめられないのが原則です。しかしあまりに、日程が込み合っていたり、一校だけとんでもなく離れていたりするのは、なるべくならば避けたほうがよいかと思われます。
また、大学によってはいくつかの日程から選択できたり、試験場も選べる場合もあります。そんな場合には、あまり無理がない日程を組めるようにしましょう。
連続受験は3日まで。逆に3日以上間が開くのも避けましょう。
イ)入学金などの納入期限との関係
納入期限のことも十分に考慮に入れておかないと、滑り止めのつもりが滑り止めにならない場合もきます。
逆に第一志望にせっかく合格できてもあきらめねばならない場合すら出てきかねません。その点もよく考慮のうえで受験校を考える必要があります。
III.通いやすさ(通学時間)・学費など
ア)通学時間
一日二日ならともかく毎日のことですから、通学時間はできれば片道2時間以内に抑えたいところです。
また、交通費についても学割がきくとはいえよく考えねばなりません。
イ)学費
同じ私立大学であっても、入学金・設備費等の入学時に納入する金額はまちまちです。
また、学費の安い公立大学に合格できたとしても、自宅から通えないのでは帰って出費は大きいものになってしまいます。
その点も考慮に入れておきましょう。
IV.得意科目・不得意科目と各大学(学部・学科)の選考基準との関係
現在の大学入試は、多様化が進んでいます。同じセンター試験参加校でも、その利用方法がまちまちです。
得意科目への傾斜的な配点を考慮してくれる大学もあります。AO(アドミッションオフィス)試験を採用する大学もあります。
自分にもっとも有利に働く入試のあり方をしている大学はどこなのかをよく研究してみる必要があります。
V.受験日 本番までの学習
受験校の問題の難易度と自分の実力とのギャップをより効率的に埋め合わせるための学習プランとは?
そんな観点から入試までの最後の追い込みの時期をもっとも有意義に過ごさなければなりません。
ア)赤本(過去の入試問題集)
いっぺんに短期間でひとつの科目を集中的に解いてみること。それによって身体で入試問題の傾向を掴むよう心がけましょう。
その結果、特に自分の弱点が発見できた場合にも十分対処できる(少なくても2週間以上前には)頃までにそれを行わねば意味がありません。
最後に以上述べてきましたことは、あくまでも参考にしていただきたいことであって、何よりも大切なのは、「何がなんでも第一志望校に合格してやるのだ」という意気込みとそれに応じた勉強への頑張りです。変に考えすぎる必要はありません。
もし迷うようなことがあれば、これまで多くの受験生を多くの大学に送り込んできた当セミナーの先生に相談してみてください。
また、いずれ夏期講習明けに皆さんの受験校決定のための面談を行いますが、その時までに自分なりの受験スケジュールを是非組んでみてください。